Dの田中さんがほぼ日で紹介していた
田中克彦氏の『ことばと国家』(岩波新書)から、
フランス語が支配階級によって巧妙に組み立てられた言語だと教わり、
目から鱗の記憶あり。
フランス語と言えば東北弁なのだが。(謎)
何を隠そう妻の実家は福島のいわき市で、
版画家の山本容子いわくあの地域は「日本のプロバンス」なんだそうで。
面白いことに福島県は太平洋沿いの「浜通り」と、西の会津若松では
言葉も文化もまるで異なる。太平洋沿岸はご存知「だっぺ」の北関東弁が
東北弁に移行するまさにフランドル状態。(なんだよそれ)
正直北関東の言葉はどうも粗野だと偏見を持ち続けてきたのだが
この数年は逆に美しく優しい音だと認識を新たにし、反省しきりな昨今である。
ネイティブな言葉が一番美しいのね。